水若酢神社 本殿屋根 差茅工事(令和2年)

工事名:水若酢神社本殿屋根差茅工事
竣工:令和2年

隠岐郡隠岐の島町の五箇地区に位置する、国指定重要文化財の神社。水若酢神社は通常20年に一度葺き替えていましたが、今回は諸事情により屋根の老朽化が進んだ部分のみを新調する「差し茅」をおこないました。

施工前の様子。日当たりの悪い部分には苔が生しています。
苔を叩き落す「苔落とし」をおこなったあと、竹を紐で固定し足場を設置していきます。
痛んだ部分を取り除き、新しい茅を差していく「差し茅」の工程。屋根の下部分から上に向かって葺き上げていきます。
施工後の外観。古い茅と新しいものが混ざって、トラ模様になるのが差し茅の特徴です。 ただし、痛みのひどかった軒先部分はほぼ新調しているので、模様がないことがわかります。

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