重要文化財佐々木家住宅保存修理工事

工事名:重要文化財佐々木家住宅保存修理工事
竣工:令和4年

平成 4 年に重要文化財に指定された隠岐の島町・釜地区「佐々木家住宅」の保存修理工事を実施しました。

今回の工事は、平成13年度から平成16年度に実施した解体修理以来の大規模なもので、杉皮葺屋根の全面葺き替えと、耐震診断の結果に基づく構造補強材の設置を行いました。

 

今回屋根に使用した素材は隠岐の島町産の杉の皮で、その量はなんと杉の木およそ1600本分。

工事の4年前から収集を行っていました。杉川は採取したのち、海水に2週間ほど浸け込み、これが虫駆除・虫除けの対策となります。

葺き替え用の杉皮のサイズは1枚あたり100cm~40~50cmで、これを7000~8000枚ほど使用しています。(屋根の面積およそ4600平米分)

工法は、「石置杉皮葺」というもので、竹で組んだ骨組みの上に杉皮を乗せ、桟となる竹(真竹)を打ち、石を置いて抑える仕組みとなっています。

下の画像の通り、雨水がたまって負荷のかかりやすい鼻先(軒先)部分は杉皮を4枚重ね、それ以外の部分は 3 枚重ね、27 ㎝間隔で均等に並べていきます。

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