創業明治４５年。お客様との信頼関係と、豊富な実績で１００年以上続く吉崎工務店は、島根県での建築土木工事や、隠岐の島で育った農水産物の生産および全国への販売など、まごころこもった幅広い事業を展開致しております。

代表ご挨拶

経営理念について

弊社の経営理念は

「信用を重んじ　創造をもって　快適な環境づくりに邁進し　広く社会に貢献する」

です。

この理念における一番のメインは「信用を重んじる」という部分です。
高齢化が進んでいながらも地域活動の多いこの島で周りの方々から「吉崎工務店に頼めば、きっとなんとかしてくれるだろう」と頼りにされるような会社であり個人であって欲しい。
そのためには、人に信用される人間であり、人を信頼できる人間であるよう日々心掛けることが最も大切であると考えています。

また、会社の存在や活動がお客さまにも社員にも世間にも喜ばれるものであること、それが「創造をもって　快適な環境づくりに邁進し　広く社会に貢献する」の意味するものです。
常に前向きな姿勢で学び取り組み続け、本業である建設業のみに捉われず、その技術や経験を活かすことはもとより他分野の事業にも尽力し広く社会に貢献していくこと、それが弊社の使命です。

「大家族主義」の会社を

私が幼いころ、よく祖父から「創業当時は職人たちも一緒に一つ屋根の下で暮らしを共にしていた」という話を聞かされていました。
仕事だけではなく、まるでひとつの大きな家族のように、日々の喜びや悲しみをわかちあう。その情景は、私の「会社」というものへのイメージに大きな影響を与えてきました。

都会の企業で勤めていたときは「チームは少数精鋭。能力のない人材はどんどん切り捨てていく」というスタイルで、自分自身も「負けまい」と食らいついていく気持ちで働いていました。
しかし、この吉崎工務店に身を置くなかで「それだけでは会社を継続することはできないな」と考えるようになっていきました。
今は「この会社にはいろんな社員がいて、社員それぞれに得手不得手がある。家族同然にそれを認め、受け入れる。そうした上で互いに補い、時には成長をもたらす手助けをしながら、吉崎工務店という屋根の下で共に働く。これが弊社のカタチだ」と思っています。

核家族化が進み、近所づきあいも希薄になる昨今ですが「吉崎工務店」という会社はいつまでもアットホームであり続けたい、そう私は考えています。

伝統技術を受け継いでいく責任

弊社は古くから伝統建築に携わってまいりました。そして、有難いことに現在においても、重要文化財等の伝統技術を要する建築工事に関わらせていただいています。

常に革新を繰り返すこの業界で、日々アップデートされていく最新技術を学び続けることは欠かせません。
その一方で、先人たちが長い時間をかけて大切に受け継いできた伝統技術のなかには、現代にも活かせる新しい発見は存在しています。

１１０年ある会社として伝統建築に携わることができる会社として。
この環境に感謝しつつ、長い歴史のある文化を後世に引き継いでいくことが自分たちの重要な責務であります。

その為、社員の技術の向上と伝承は勿論、それを担う新たな人材の確保と育成に注力することは必要不可欠な事項です。

隠岐の島ひいては日本の伝統建築を守り、受け継ぐ人財との出会いに日々思いを馳せて－