特集コンテンツ
6.162016
【土木特集】<第1弾>土木って?~日常の「当たり前」を創る仕事~
日常の当たり前をつくる仕事
突然ですが、皆さんに質問です。
「土木業」という言葉を聞いて、どんな仕事をイメージされますか?
おそらく多くの方が思い浮かべられたのは、「道路をつくる仕事」ということではないかと思います。
しかしながら、では「土木業」がイコール道路をつくる仕事か、と言うと決してそれだけではありません。
そもそも、パッとくる言葉が思い浮かばなかった、という方もおられるかもしれません。
試しにインターネットで「土木業」と検索してみましょう。
その定義に挙げられている例を示すと、以下のようになります。
道路整備、各種トンネル構築、港湾築港や改築、鉄道敷設、運河造成、河川、海岸、治山、治水、砂防などの事業やダム事業・・・
こうして見てみると、何となく馴染みの深いものからそうでないものまで、様々な事業があることがわかります。
実は「土木業」という仕事は、皆さんが普段何気なく通っているトンネルや電車、はたまた家を建てる時など、日常のあらゆる場面に潜んでいます。
おいおい、そんな大げさなことを言っていいのか?と思われるかもしれません。
ですが、逆にこれらのものが失われてしまったことを考えてみて下さい。
地震や大雨などの災害で道路が寸断されたり、線路が崩れて電車が動かなかったり、堤防が決壊してしまったりしたらどうなるでしょう?
「日常」を当たり前におくることは、なかなか難しくなってしまうのではないでしょうか。
「土木業」という仕事は、皆さんがごく当たり前のことだと思って意識していない「日常」を支えているのです。
ですから、弊社では「土木業」というものをこうに考えています。
“「土木業」とは「日常」という当たり前を創る仕事”である、と。
身近な事例から
ではここで、身近な事例をひとつご紹介させていただきます。
こちらは道路の舗装工事の様子ですが、路面に色分けがされていることが分かるかと思います。
歩道部分と車道部分を色分けすることで、歩行者や運転者の認識性を高め、それぞれを分離し、より安全に通行することができるようにしています。
歩道をつければいいのでは?と思われた方もいるかもしれませんが、道幅が狭い道路では歩道をつけることが難しいため、このような工夫を行うことで、通行者の安全性を高めているのです。
また、一度あった道路を再度舗装しなおすことにより、道路上のヒビや段差をなくし、スムーズな交通を生み出しています。
このように、私達「土木業」の一つの役割として、道路の凸凹を補修したり、道路の幅を広げたり、あるいは色を変えること等によって、皆さんを事故から守り、快適な移動を可能にするサポートを行っているのです。
今度、道路を歩かれたり運転される際には、是非そんなことを考えてみていただければと思います。
もちろん我々としては、皆さんが事故なく楽しく過ごしていただければ、それに勝る喜びはありません
ただ、この記事を読んだことにより、日常の中で少しだけ「土木業」を意識していただければ幸いです。
>> 【土木特集】コンテンツ一覧へへ