隠岐の島で収穫された天然あらめを、最もおいしい形で乾燥保存しました

島の名産品のひとつである海藻「あらめ」を、試作検証を重ねたこだわりの製造方法で乾燥あらめとして商品化しました。

担い手不足に、機械製造化という打開策を

島全体でも後継者問題が懸念されている、あらめの加工販売事業。
高温で一昼夜茹でたのち、乾燥をさせ、カットするという工程は、手作業では時間的にも体力的にも大きな労力を要することになります。
これを、美味しさを保ちながら可能な限り機械化するという、持続可能なかたちで自社販売をおこなっています。

試行錯誤を重ねた製造過程

従来隠岐でおこなわれてきた、高温で一昼夜釜茹でするという手法は、見張り番という手間がかかる上に、うまみ成分が逃げてしまうというデメリットがありました。これを、機械を使って「蒸す」という工程に移行することで、手間の省略と味の向上を実現することができました。
蒸しの仕上がりは、硬すぎず柔らかすぎず、最終的に消費者が調理した際にベストな柔らかさになるよう、何年も失敗を重ねながら研究されたものです。

その後の乾燥の工程では、機械を使用して温度と時間をその時々によって具合を見ながら調整し、仕上げをおこなっています。

また、弊社の商品である「細切り」という形状は、調理がしやすく食べやすいため、厚切りタイプよりも需要があるものの、製造過程で細かくカットする必要があるため、手作業では大きな手間がかかります。
ここも機械化することで、効率良くニーズの高いかたちでお届けできるようになりました。

取り扱い店舗

島根県